義眼を失くさないためのアレコレ
いつもアツザワ・プロテーゼ九州のブログをご覧いただき
誠にありがとうございます。
義眼を紛失された場合には、
まずお電話にてご予約を頂き、義眼作製のご依頼をいただくこととなります。
完成までの期間、仮の義眼をお貸出しすることはできますが、
仮の義眼はご自身に合わせて作製されたものではないため、
色や形状、黒目の位置など左右差が目立つ場合もございます。
また、お電話での仮義眼の郵送などのご依頼は承ることができません。
義眼は紛失してしまうと、経済的、時間的、また精神的にも
負担が非常に大きくなってしまいます。
失くさないための予防の徹底をぜひお願いします。
義眼が紛失されるシチュエーションには
いくつかのパターンがあるように思います。
今日はその中のTOP2をご紹介します。
いくつか予防法もご紹介していますのでぜひご参考にされてください♪
洗浄中、排水口に・・・
■対処方
-義眼を洗う時には、洗面台の排水口にゴム栓をする
-排水溝に髪の毛キャッチ用の蓋をつけておく
-コンタクトレンズ流失防止マットを購入し使用する
-オーバーフロー(洗面台の側面にある、水が溢れないようにするための穴)を
ビニールテープなどで塞ぐ
外して置いていたはずなのに・・・
■対処法
-ティッシュやコットンで義眼を包まない
-専用ケースを決めて義眼を外したら必ずケースに保存する
-病院や外出先でなんらかの理由で義眼を外す必要だということが
わかっている場合には病室やご自宅などで事前に外し、ご自身で保管する
(眼帯をして病院に行かれるか、外した後つけるための
眼帯を持って行かれるとよいと思います)
装用中に落とした・・・
■対策方法
-何の不都合も感じていなくても1年に1度は定期チェックを受ける
-数年に1度義眼を新しいものと交換する
装用中の紛失は数十年同じ義眼を使い続けていらっしゃった、
ご高齢の方に多くみられます。
長年、不適合状態の義眼を装用していた場合、
義眼を義眼床内に保持するのが難しい状態になっていることがあります。
その場合、義眼作製までに何度も通っていただいたり、費用が
通常よりもかかってしまうことがあります。
ぜひ、義眼が外れやすくなる前に義眼を交換されるようにされてください。
もしもの時にあると安心?
-現在使用している義眼の「一つ前の古い義眼」を使用できる状態で保管しておく。
義眼の紛失の時に限らず、
義眼を新しく作る際、調整のためお預かりが必要な場合でも、
お貸出しする仮義眼より、「ご自分の義眼」の方が、
より安心してお過ごしいただけるのではないかと思います。
義眼交換時、新しい義眼のお受け取りの際にでも、
可能であれば、古い義眼も義眼師に研磨をご依頼いただき、
洗浄して綺麗な状態で保存しておかれることをお勧めします。
※成人になっても義眼の作り変えは必要です!
交換時まで問題なく安定して使用できていた義眼である場合に限ります。