【ご報告】アメリカ義眼師会のディプロマ取得しました
アツザワ・プロテーゼ九州のブログをご覧いただきありがとうございます。
タイトルにある通り、
この度、アメリカ義眼師会(以下 ASO)よりディプロマをいただくことが出来ました。
日本をはじめ、韓国や、中国からも参加される方はいらっしゃいますが、
東アジアを拠点に義眼を作製している者のディプロマ取得は初のことですので、大変光栄に思います。
ASO入会当時からインターネットを中心に多数見られた「日本の義眼業界は遅れている」といった論調。
学生時代、海外の義眼作製ラボを訪問した際に私自身が見聞きして感じたことからは乖離があるように思われたので、
最初は「本当にそんなに海外は進んでいるのか?」「具体的にどこがどう違うのか?」見極めてやろう!
といった思いで入会を志した部分もありました。
しかし今は、国で分けて「進んでいる」とか「遅れている」とか言うことになんら意味は無いと感じます。
ASOを通じて知り合ったさまざまな国・地域で同じ職についている友人ができたことが何より大きな財産です。
このディプロマを取得した技術者がいるのは、
アジアでは、インドに続いて日本が2カ国目となりました。
ディプロマを持っている=技術が高いという訳ではありません。
(素晴らしい技術を持っていても英語に不安があったり、参加の意義が見当たらないなどで、ASOに入会していらっしゃらない技術者の方が世界中にいるはずです!)
ですが、このディプロマを取得することによって、
もし、義眼を初めて装用することになった方の中に、
日本の義眼作製会社の持つ技術に漠然とした不安を抱えている方がいらっしゃいましたら、
その不安を払拭する一助になれば・・と願っています。
最後になりましたが、
ASO入会に際して推薦してくださった先生方、
小論文や学会発表、実技試験にお力添えいただきました、患者様、放射線診断科の皆様。
貴重な機会を与えてくれた弊社代表。
ASOで暖かく迎えてくださった海外の同業者の皆様、
皆様に心より感謝しております。
引き続き精進してまいりたいと思いますので、
今後ともよろしくお願いします。
2023年11月14日 06:24