かかりつけの眼科クリニック、ありますか?
いつもアツザワ・プロテーゼ九州のブログをご覧いただき、
誠にありがとうございます。
今日はバレンタインデーですね!
博多駅の百貨店のチョコレートカタログ片手にいらっしゃる方も、
ここ数週間本当にたくさんいらっしゃって、私もなんだか楽しい気持ちに♪
さて、2月も半ばにさしかかると、今年もそろそろ、
転勤や進学、就職などでお引越しが決まったとのご報告をいただくことが出てきました。
皆様、お住まいの近くに「かかりつけの眼科クリニック」ありますか?
そうお会いした患者様に尋ねると、多くの方は無いとおっしゃるか、
半年や1年に一度受診される大学病院を挙げられる方が多いように思います。
また、「義眼に関して眼科にかかる必要性を感じないからかかっていない」
という患者さまのお声もインターネットで眼にすることは少なくありません。
しかし、お引越しされた際には、
(ご引っ越しされなくても、かかりつけの先生がいらっしゃらない方は皆様ぜひ!!)
通いやすい場所の眼科の先生に義眼についてご相談されておくことをお勧めします。
かかりつけの先生がいらっしゃれば、
点眼薬などについてのご相談ができるというのはもちろんですが、
義眼師の立場からこのようなことをお勧めするのには、もう一つ、理由があります。
皆様ご承知のこととは思いますが、義眼は数年に一度の交換が必要です。
その際、福祉制度を利用して義眼を作製される方や、
義眼費用をお支払いいただいた後、保険の申請をされる方は、
(全額自己負担で作製される方以外)
医師による診察を受け、担当窓口に提出する書類への
記入を依頼することが必要となります。
しかし、近所の眼科クリニックで数件続けてその書類への記入を
断られてしまったというご相談を頂くことがございます。
ご相談をくださった患者さまのお話しをうかがってみると、
みなさん、初めて受診したクリニックで書類の記入をご依頼されていました。
書類に記入をするというのは、
記入いただく先生が記載内容に対して相応の責任を負う事になります。
医療、福祉の各種補助制度の審査が以前よりも細やかになってきている昨今、
義眼が必要となり、交換が必要となるまでの経緯を全く知らない患者様に対して、
すぐには書類に記入することができないとお考えになる先生もいらっしゃいることと思います。
義眼関連の書類の記入をお願いできそうな病院をご紹介できる場合もありますが、
私共からご紹介できる病院は、紹介状が必要な総合病院が多く、
お時間、費用共にご負担が増えてしまいます。
いざ、申請したい!と思った時に慌てないでよいように、
日頃から、ご自身の通いやすい場所にある開業医の先生のクリニックを受診されて、
義眼装用に至るまでの経緯、義眼は交換が必要なこと、
保険申請のためには医師による書類の記入が必要なこと、
などを先生にしっかりとお伝えし、
義眼の交換時に書類の記入をお願いできるかどうか、
あらかじめご相談になっておくということをおすすめします。
さらに、義眼を最初に装用するようになってから、
転院やお引越しの度に、担当の先生に紹介状の作製をお願いして、
引っ越し先の病院を受診しておくという
情報のリレーをしておくと、より安心かと思います。